北京
PM2.577
3/-2
外交部の趙立堅報道官は26日の定例記者会見で、このほど南海で発生した米国の原子力潜水艦の衝突事故について米国に4つの質問を提出し、「米国は責任ある態度をとり、今回の事故について詳細を公表し、国際社会と地域国家に満足のいく説明をするべきだ」と強調しました。
米国の軍事サイトThe Driveはこのほど、南海で未確認物体と衝突した米海軍の原子力潜水艦「コネティカット」がグアムに停泊し、保守点検を行っていることを示す衛星画像を掲載しました。衝突事故発生からすでに3週間以上が経過しています。
趙報道官は関連質問を受けて、「中国はこれまで何回も衝突事故について深刻な懸念を表明し、米に対し詳細な説明を要求してきた。しかし、今日に至るまで、米国は極めて不明瞭で短い声明を出したにすぎない。このような無責任かつ隠ぺいを意図する態度に、国際社会と地域国家は、事故の真相や米国に対する疑念をさらに強めている」と指摘しました。
趙報道官はまた、「中国と他の南海沿岸国は米国に以下の説明を求める。今回の原子力潜水艦の派遣の任務は何か。衝突はなぜ、どのように発生したのか。放射能漏れが起こり、海洋汚染をもたらしていないか。米国は当事者として責任ある態度をとり、速やかに事故の詳細を公表し、国際社会と地域国家に満足のいく説明をしなければならない」と述べました。(シンエン、鳴海)」