北京
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青海チベット高原に位置する三江源国家公園
自然資源は人類社会の生産発展の基本要素かつ基本空間であり、各国の発展にとっての重要な資本とみなされています。10月23日に閉幕した中国第13期全国人民代表大会常務委員会の第31回会議は、2020年度の国有自然資源資産管理状況に関する国務院の特別報告を審議し、中国の国有自然資源資産の状況を公表しました。
同報告は、2020年末時点で中国の国有地の総面積は5億2338万8000ヘクタールであり、現在までに鉱産資源173種類が発見されていると紹介しました。うち資源としての埋蔵量を持つ鉱物は163種類であり、石油の現状の確認可採埋蔵量は36億2000万トン、天然ガスの確認可採埋蔵量は6兆2665億8000万立方メートル、石炭の埋蔵量は1622億9000万トンとのことです。
また、「国連海洋法条約」の関連規則に基づけば、中国が管轄する海域面積は約300万平方キロで、1万1000カ所あまりの島を有しています。海岸線の長さは約3万2000キロメートルで、うち大陸部の海の岸線は約1万8000キロメートルで、島の沿岸線は約1万4000キロメートルです。さらに、中国には海洋生物は2万種余りが生息しています。うち、3000種余りが魚類とのことです。
中国自然資源部所有者権益局の廖永林局長は、「中国は現在、自然資源について、統一的な調査・観測体系の建設を加速している。第3回全国国土調査が進められ、自然資源と不動産の統一的な権利確認と登録が行われている。現在までに国家公園体制の試行区および四川省宜賓より下流の長江主流、淮河主流の中流区間、アルグン川の支流の根河などの国家の重点森林区5カ所、さらに太湖地域などで自然資源の権利確認と登録が終了した。国家公園の試行設置を土台として、三江源、武夷山などの国家公園5カ所を正式に設立した」と説明しました。(玉華、鈴木)