北京
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中国人民銀行(中央銀行)の陳雨露副総裁は20日、2021金融街フォーラムの金融のグリーン・低炭素発展支援サブフォーラムで、「中国は、グリーン・低炭素の発展における金融の役割を重視し、最も早くグリーン金融を発展させている国の一つだ。過去5年間、中国は積極的にグリーン金融政策の枠組みを構築し、グリーン・低炭素の発展を支持してきた」と述べました。
陳副総裁は、「現時点で、中国のグリーン融資残高は14兆元(約249兆7400億円)、グリーンボンドの規模は1兆元(約17兆8300億円)で、共に世界の先頭集団にある。同時に、中国のグリーン金融資産の質は良好で、グリーン融資の不良債権比率は全国の商業銀行の平均水準を下回っており、グリーンボンドでは契約違反の事例はない」と述べました。
陳副総裁は、「グリーン発展は、コロナ後の世界経済回復の目玉となる。2020年に世界の主要国で唯一、経済成長を実現した中国の国内総生産(GDP)1万元当たりのエネルギー消費量は下がりつつある。クリーンエネルギーの消費量は2019年から1ポイント上昇した。これは、中国が感染症への対応と同時にグリーン発展の主要任務を促進していることを物語っている。グリーン金融は重要な役割を果たし、中国経済の質の高い回復に貢献した。中国はグリーン金融政策の枠組みの改善を絶えず行っている」と述べました。(殷、柳川)