北京
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中国老年大学協会が19日、北京で発表した「中国老年教育発展報告(2019-2020)」によりますと、高齢者向け教育機関「老年大学」の在籍学生数が1000万を突破したことが分かりました。
同報告によりますと、2019年末時点で、老年大学(学校)の数は約7万6000校、在籍学生数は約1088万2000人となっています。年齢別では、在籍学生の8割以上が70歳以下で、うち60〜69歳が最も多く、約半数を占めています。
北京科学技術大学の老年大学の授業風景
学校での授業のほか、オンライン教育も、老年教育における重要な形式になりつつあります。大まかな統計によりますと、2019年の遠隔老年教育学校数は6000校を上回り、2017年の約6倍になっています。
中国老齢協会の呉玉韶副会長は「将来的には、学習が最高の養老の形になるだろう」と強調しました。一方で、老年教育が抱える課題について「依然として発展が不十分でアンバランスという問題に直面している」と指摘した上で、「入学条件の緩和や遠隔教育の拡大などを通じて、老年教育資源を最大限に拡大することで、日増しに高まる学習需要を満たす必要がある」との見方を示しました。(朱、柳川)