日本のリンゴのDNA継ぐ琿春リンゴ 貧困脱出の鍵に

2021-10-20 11:01  CRI

日本のリンゴのDNA継ぐ琿春リンゴ 貧困脱出の鍵に

板石鎮の富硒リンゴ 

 中国の東北部にある吉林省延辺朝鮮族自治州琿春市で15日、「2021年琿春市農民豊作祭り」が開催されました。コメやトウモロコシのほか、地元の重要な農産物であるリンゴも展示されました。 

 最も人気の品種は「富硒リンゴ(富硒とは微量元素のセレンが豊富な食品のこと)」です。富硒リンゴはサイズが大きく、味も濃厚で、中国国内だけでなく、ロシアにも輸出されています。 

日本のリンゴのDNA継ぐ琿春リンゴ 貧困脱出の鍵に

桂木公平氏

 富硒リンゴは、琿春市で20年以上前から栽培されてきた歴史があります。1993年に吉林省の元副省長だった魏敏学氏が日本の山形市を訪問した際、日本人農業科学者の桂木公平氏を琿春市に招きました。桂木氏は1994年に琿春市孟嶺村を視察に訪れ、その後6回にわたり、10種類以上のリンゴの苗木を孟嶺村に贈りました。 

 20年以上の時を経て、現在では琿春市の富硒リンゴの栽培面積は713ヘクタール、年間生産高は3万5000トン、年間売上高は3000万元(約5億3700万円)に達しています。板石鎮を中心とする孟嶺富硒リンゴ基地は吉林省と黒竜江省の中で最大のリンゴ生産地になっています。 

日本のリンゴのDNA継ぐ琿春リンゴ 貧困脱出の鍵に

公平果園の碑

 地元の農家は、桂木氏への感謝の気持ちから、その名にちなんで「公平果園」を造りました。多くの農家が、ここでのリンゴ栽培で生計を立てています。(取材:王穎穎、オウギ) 

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10月29日放送分
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