北京
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10月19日は魯迅の没後85年の命日です。今年は魯迅の生誕140年の節目でもあります。
浙江省紹興出身の魯迅(本名:周樹人)は、著名な文学者、思想家、革命家、教育者、新文化運動の重要な参加者で、中国現代文学の創始者の一人です。1904年に日本の東北大学の前身である「仙台医学専門学校」に入学して学びました。「魯迅」とは、1918年に「狂人日記」を発表した際に用いたペンネームです。魯迅は筆を武器に、生涯闘争を続け、「民族魂」とも称されています。
魯迅の生涯には多くの名前やあだ名がありました。あだ名には「胡羊尾巴(胡羊の尻尾)」「小白象」「猫頭鷹(フクロウ)」などがあります。
魯迅の最初のあだ名は「胡羊の尻尾」で、幼い時に隣人によって付けられました。小柄で利口でわんぱくという意味です。「胡羊」とはメンヨウのことで、その尻尾は短くて丸く、かわいく揺れます。「胡羊の尻尾」は紹興の方言で、頭が良くてわんぱくで活発な子どもの例えです。
「白象」は、作家の林語堂が魯迅に付けたあだ名です。魯迅の妻の許広平によりますと、魯迅の旧友である林語堂が魯迅のことを「人を心配させる白象」と言っていました。また、ゾウは通常灰色で、白いゾウは珍しく貴重だから「人を心配させる」とも説明しています。「白象」は衆人より一段優れていた魯迅に対する称賛であるのに対し、「フクロウ」は魯迅のクールな一面を表すもので、暗闇を見通す目の持ち主です。(Mou、柳川)