北京
PM2.577
23/19
中国共産党中央政治局、国務院はこのほど「成(成都市の略称)渝(重慶市の略称)地区ダブル・シティー経済圏構築計画要綱」を発表しました。
成渝地区ダブル・シティー経済圏は“一帯一路”沿線と長江経済圏の合流地点に位置し、西部の陸海新交通路の起点となり、南西地区と北西地区を結び、東アジア、東南アジア、南アジアをつなぐ特別な地理的優位性をもちます。計画範囲は重慶市の中心エリア及び万州区(ばんしゅうく)、涪陵区(ふりょうく)など27の区(県)および開州(かいしゅう)と雲陽(うんよう)の一部の地域、そして、四川省の省都である成都(せいと)、自貢(じこう)など15都市が含まれます。
計画では2025年までに、成渝地区ダブル・シティー経済圏を国家レベルの経済中心地、イノベーションの中心地、改革開放の重要地区へと発展させ、ハイクオリティな暮らしを実現する住みやすい地域づくりに取り組みます。
また2035年までに、重慶・成都を国家レベルの科学イノベーションセンターを備え、世界をリードする製造業を確立し、グローバルなオープンな経済システムを整備した国際都市へと成長させ、人々の生活の質を大きく向上させるとしています。(ヒガシ 鳴海)