北京
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アフガニスタンの新型コロナウイルス感染症の状況や対策について、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)傘下の中国国際テレビ(CGTN)のダレツ報道員は16日、同国の衛生当局者や医療専門家、患者の家族などを取材しました。
アフガニスタン公衆衛生省新型コロナ対策チームスタッフのムハンマド・グール・レバル氏によりますと、同国の医療機関は現在、物資と薬品の不足や医療関係者への給与未払いなどの多くの問題に直面しています。患者の家族も、そうした問題によって患者が迅速な治療を受けられなくなることに懸念を示しています。
アフガニスタンでは、新型コロナウイルス感染症の発生以来、15万6000人近くが感染し、うち7200人以上が死亡しています。病院での物資不足により、感染者の多くが在宅治療を余儀なくされています。
タリバンがアフガニスタンの首都カブールに入って以来、米国は、タリバンの資金獲得を阻止するため、アフガニスタンの海外資産と国際援助を凍結しました。しかしこの行動によって、アフガニスタン国内の数百万人の生活が脅かされています。報道によりますと、タリバンは10日、カタールの首都ドーハで米代表団と会談し、この問題について重点的に話し合いました。(閣、柳川)