北京
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『生物多様性条約』第15回締約国会議(COP15)第1段階会議が昆明で開催されています。外交部の趙立堅報道官は12日の定例記者会見で、「中国は、生物多様性条約に署名し、批准した最初の締約国のひとつとして、積極的にコンプライアンス活動を実施し、『中国生物多様性保護戦略と行動計画』(2011-2030年)など一連の政策・措置を策定・実施し、ガバナンスモデルを革新し、生態保護と修復を推進し、レッドラインを厳守し、中国の特色ある生物多様性保護の道を歩んでいく」と述べました。
趙報道官はさらに、「長年の努力を経て、中国は30年連続で森林被覆率と蓄積量の倍増を実現し、90%の植生類型と陸地生態システム、65%の高等植物群落、85%の重点保護野生動物群が効果的に保護され、生物遺伝資源の収集・保有量は世界でも上位にランキングされ、パンダやトキなど希少動物の個体数も増え続けている。同時に、人々の環境保護や生物保護への意識も着実に高まっている。今年、雲南省の野生のゾウが1000キロ以上移動した際に、現地政府や人々が世話や保護をしたことは、世界中から称賛された。これらはいずれも中国の生物多様性保護の成果といえる」と指摘しました。
生物多様性は地球環境ガバナンスの重要な議題です。習近平国家主席は演説で、今後の世界における生物多様性ガバナンスの目標と方向を示しました。趙報道官は「中国は各国と共に、世界の生物多様性ガバナンスを新たな段階に引き上げることに貢献したい。中国は調和のとれた美しい社会を守り、作り、貢献し、国際社会と協力しながら、より公正で合理的に、各国がそれぞれの役割を果たし、世界の生物多様性ガバナンスの新システムを推進して、人と自然が調和し共存するというビジョンを実現し、クリーンで美しい世界を構築していく」と表明しました。(moku、鳴海)