北京市内のスーパーの輸入豚肉・果物、PCR検査で弱い陽性反応

　北京市西城区が10日夜、微信（ウィーチャット）公式アカウント「西城健康」で明らかにしたところによりますと、同区が9日、第三者検査機関に委託して輸入冷凍食品に対するPCR検査を行ったところ、「北京物美京門商貿有限公司 西安門店」の輸入豚肉1点と、リュウガン、ドラゴンフルーツ、ネーブルオレンジ、キウイフルーツの輸入果物4点から弱い陽性反応が出ました。

西城区のウィーチャット公式アカウント「西城健康」の10日付発表

　西城区は同結果を受けて直ちに緊急対応メカニズムを起動し、実験室での再確認や疫学的調査、関連物品と環境のサンプル検査、関係者の管理、消毒作業などの措置を講じました。果物や肉類のサンプル、店内環境、関係者のサンプルを数回にわたって広く採取・検査したところ、いずれも陰性でした。今回の輸入豚肉はまだ販売されておらず、同店は営業を一時停止し、関連商品は撤去されて封印保存されています。専門家はこのような状況を踏まえて感染リスクは低いと判断しています。

　 西城区の疾病予防コントロールセンターは、市民に対し、感染症予防を油断せずに対策をしっかり取るよう注意喚起しています。同時に、9月下旬から10月上旬までに同店でリュウガン、ドラゴンフルーツ、ネーブルオレンジ、キウイフルーツを購入した場合は社区（コミュニティー）に報告するよう呼び掛けています。（閣、柳川）