北京
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国務院報道弁公室は8日、『中国の生物多様性保護』白書を発表しました。同白書は、「人工飼育されたジャイアントパンダの急速で質の高い増加に伴い、ジャイアントパンダの保護レベルが『絶滅危惧』から『危急』に引き下げられ、野外に放ち、野生個体群との融合に成功した。40年間でジャイアントパンダの野外個体群数は1114頭から1864頭に増加した」と指摘しています。
中国は1963年、第1陣となるジャイアントパンダ自然保護区を設立し、これまでに67のジャイアントパンダ自然保護区が次々と建設されています。うち成都ジャイアントパンダ繁育研究基地は、当初は6頭のジャイアントパンダしかいませんでしたが、現在では217頭に増え、世界最大のジャイアントパンダ人工飼育個体群となっています。2017年にはさらに四川省、甘粛省、陝西省などにジャイアントパンダ国家公園が設立され、野生ジャイアントパンダ1340頭の個体群がすでにジャイアントパンダ国家公園に組み入れられて保護される計画が立てられています。
現在、世界で飼育されているジャイアントパンダの総数はすでに700頭近くに達しており、ほぼ絶滅危惧の危機から脱したとのことです。(雲、浅野)