北京
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パンダ生息地の間の連携を強化し、全域から保護を推進するため、パンダの生息地として知られる四川省、陝西省と甘粛省の3省は、ジャイアントパンダ国家公園の共同運営に全力で取り組んでいます。
2020年にオープンしたこの公園は面積2万7000平方キロに及び、北緯28度から34度までの地域にまたがり、域内の標高差は5000メートル以上にも上るということです。現在は1000頭以上の野生パンダが生息しているほか、レッサーパンダやキンシコウ、カモシカ、マエガミジカ、オオカミ、ドール、ヒョウなど大型肉食獣を含む8000種以上の野生動植物資源に恵まれており、中国の生物多様性の保護で積極的な役割を果たしています。
北京大学生命科学学院の李晟研究員は「公園の地形の変化が複雑で多様性あふれる環境を作り出した。こうした環境は多くの野生動植物の生息と成長に適している」と述べました。
さらに、この公園は中国の生物多様性と生態安全上において重要な障壁となり、長江中上流域の生態安全の維持にも大きな役割を果たしています。(ミン・イヒョウ、CK)