北京
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第76回国連総会第5委員会会議がこのほど開幕し、中国国連駐在代表団の張軍大使は席上、「中国はすでに国連平和維持活動(PKO)分担金を全額納付した」と表明しました。これについて外交部の趙立堅報道官は11日の定例記者会見で、「中国はこのほど、今年末までに安保理が授権したすべてのPKO分担金を全額納付した。実際の行動によって多国間主義を実践し、国連に対する支持を示している」と指摘しました。
趙報道官は、「今年は国連における中華人民共和国の合法的議席回復50周年にあたる。中国は国連を核心とする国際システムを堅持し、国際問題における国連の重要な役割を支持するという信念は一貫している。先月、習近平主席はビデオ形式で国連総会の一般討論で重要演説を行い、国連が国際事務で中心的役割を果たすことを支持する明確なシグナルを発した。これは中国が国連の活動を重視し、支持していることを十分に示している」と強調しました。
趙報道官はまた、「国連の役割を守るにはすべての加盟国が責任ある態度を示し、果たすべき義務を果たす必要があり、とりわけ大国はその手本となるべきだ。財政は国連ガバナンスの基礎であり、重要な柱である。現在、国連の財政状況は依然として懸念されているが、一部の加盟国が分担金やPKO分担金を滞納していることが主な原因の一つだ。多国間主義は実際の行動で示すべきものであり、口先だけで成立するものではない。関係国は諸分担金を適時、満額、無条件で納付し、国連が正常に活動を展開することを保障し、実際の行動で多国間主義に対する約束を果たすべきだ」と述べました。(RYU、鳴海)