北京
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外交部の趙立堅報道官は11日の定例記者会見で、米国の原子力潜水艦の衝突事故について、「米国は責任ある態度をとり、今回の事故について速やかに詳細を公表し、国際社会と地域国家に満足のいく説明をするべきだ」とあらためて表明しました。
ロシアの軍事専門家はこのほど、米国の原子力潜水艦の7日の衝突事故について論評を発表し、アジア太平洋地域に配置されている米国の船舶や潜水艦がさまざまな物体や民間の船舶と衝突し、死傷者を出す事態も発生しており、その専門性が幾度も批判されていると指摘しました。
これについて趙報道官は、「中国はこれまでも衝突事故について深刻な懸念を表明してきた。事故発生後、米国は5日後に声明を発表したが、非常に不明瞭な内容だった。このような無責任で遅延、隠ぺいを意図する態度に、国際社会は米国に対する疑念をさらに強めている。米国は事故の詳細を説明し、以下の問題について明確に説明する責任がある。第一に、米国の原子力潜水艦の事故がどこで起きたのか。第二に、事故により放射能漏れが起こり、海洋環境を破壊していないか。第三に発生海域の航行の安全や漁業作業に影響があるか。米国は責任ある態度をとり、速やかに事故の詳細を公表し、国際社会と地域国家に満足のいく説明をしなければならない」と述べました。(RYU、鳴海)