北京
PM2.577
3/-2
外交部の趙立堅報道官は11日の定例記者会見で、「中国は、米国が新型コロナウイルスワクチンへの支援の公約を早期に果たすことを望んでいる」と述べました。
報道によると、米国がこれまでに世界に提供した新型コロナワクチンの数量は、他のすべての国の合計より多く、中国やロシアなどと違い、米国は何の見返りも求めていないと主張しています。これについて趙報道官は関連の質問に答え、「米国側の関連発言については、ワクチンは感染症の予防・抑制や命を救うためのものであり、政治的宣伝や政治的利益を図る道具にするべきではない。米国は発展途上国に対して「絵に書いた餅」ではなく、一日も早いワクチン支援の実現を望んでいる」との考えを表明しました。
趙報道官はまた、「中国は終始、感染症に打ち勝つための有力な武器として、ワクチンを世界の公共財として活用し、世界のより多くの人々に最大限の恩恵をもたらすべきだと主張してきた。これが私たちの主張であり、実際の行動である。中国はこれまでに100余りの国と国際機関に14億本以上のワクチンを提供してきた。今後は、年間を通じて20億本のワクチンを世界に提供に向けて取り組みを強化し、『COVAXファシリティ(COVID-19 Vaccine Global Access Facility)』に1億ドルを寄付した上で、年内にさらに1億本を発展途上国に無償で寄付する」と明らかにしました。
さらに、趙報道官は「中国は感染症との戦いは各国の共同責任だと考えている。ワクチンの研究開発と生産大国、とりわけ関係先進国が実際の行動を通してワクチン支援の公約を果たし、発展途上国における新型コロナワクチン接種を推進することは、主要国の重要な責任である」と示しました。(RYU、鳴海)