北京
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アラブ首長国連邦で開催中の2020年ドバイ国際博覧会(万博)では、150台以上の中国製ロボットが活躍し注目を集めています。ロボットは来場者にガイドや食事のデリバリー、エンターテインメントまで幅広いサービスを提供しています。
Optiの愛称を持つロボットは、ドバイ万博のマスコットである3つの警備ロボットの1つで、24時間体制で来場者を出迎えています。マルチタッチ、音声対話、AI(人工知能)駆動によるマッピングと検出の機能を備え、インタラクティブサービスを提供するだけでなく、時にはスタッフと一緒にフラッシュモブを披露するなど、早くも万博の人気者となっています。
車輪の付いたロッカーのように見えるのは、配達ロボットです。これは自動運転カートとも呼ばれ、自動運転と障害物回避センサーを搭載しているため、会場内の隅々まで安全かつ迅速に食料を運ぶことができます。来場者がスマートフォンで注文すれば、あとは待つだけ、誰もが気軽に楽しめる便利なサービスです。
ドバイ万博に登場した152台のロボットは、AIスマートサービスで世界的なリーディングカンパニーとなっている中国の特斯連科技集団有限公司(Ternimus)が開発・製造したもので、第5世代通信(5G)やAIなど複数の先端技術をいかしているということです。
Terminus社・ドバイ万博プロジェクトディレクターを務める蘇瑞氏は、「これらロボットは5G、モノのインターネット、AIなどの技術を総合的に具現化したものだ。中国企業として当社がドバイ万博の全過程に参加することができたことを光栄に思う。今回の展示は当社の5GとAI技術の進歩を反映したものだ。同時に製品とサービスを通して、世界各地の人々に中国の真の技術発展成果を見てもらうことができる」と話しました。
ドバイ万博は中東・アフリカ地域・南アジアで開かれる初の万博として、「心をつなぎ、未来を創る」をテーマに世界各国の最高の協力とイノベーションを披露することで人々を奮い立たせることを目的とし、10月1日から来年3月31日まで開催中。当初は2020年10月20日から2021年4月10日まで開催予定でしたが、新型コロナのパンデミックの影響で約1年延期されました。(ミン・イヒョウ、CK)