中国は生物多様性保護の国際協力を促進

　国務院報道弁公室が8日に発表した『中国の生物多様性保護』白書は、「中国は多国間主義を断固として実施し、生物多様性を保護するための国際協力を積極的に行う。広い分野において協議し、共通認識を凝縮させる。中国の知恵をもって世界の生物多様性保護に貢献し、国際社会とともに人と自然生命の共同体を構築していく」と表明しました。

　同白書は、「中国は生物多様性条約とその議定書を積極的に履行し、関連条約の相乗効果を促進している。中国は責任を負う大国の姿勢を示し、世界の生物多様性保護とガバナンスのプロセスに重要な役割を果たしている」と論じました。

　中国は条約と議定書の締約国として、期限通りに国家としての報告を提出しています。中国は2019年以降、生物多様性条約とその議定書予算の最大の資金提供国として、条約の運営と実施を効果的に支援しています。中国は近年、地球環境ファシリティに対する資金提供を増強しています。中国は発展途上国として地球環境ファシリティに最も多くの資金を提供しており、世界の生物多様性保護を力強く支えています。

　白書は、「中国は多国間主義を堅持し、協力と交流の展開を重視し、世界の生物多様性保護とガバナンスに力を合わせている。また、『一帯一路』と南南協力などの多国間協力のメカニズムによって発展途上国の生物多様性保護を支持し、地球生命共同体の構築に力を入れている」と説明しました。（殷、鈴木）