北京
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世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長はジュネーブで現地時間7日、「年末までに全世界の人口の40%が接種することを希望する」と、新型コロナウイルス感染症の「ワクチン世界戦略」を宣言しました。
テドロス事務局長は同日、「ワクチンの世界戦略」の始動式典で、「現在までに、世界において新型コロナウイルス用ワクチンは64億本以上の接種が行われた。世界人口のほぼ3分の1がワクチンを接種した。しかし、この勇気づけられる数字の裏には、ワクチン分配の不公平という事実が覆い隠されている」と述べました。
テドロス事務局長は、「我々はワクチン接種率の高い国に対して、ワクチンの公平分配を目指す国際枠組みCOVAX(コバックス)や、アフリカ・ワクチン入手トラスト(AVAT)とワクチン提供のスケジュールを取り交わし、約束を履行するよう呼びかける」、「ワクチン生産国がワクチンと原材料の国境を超えた自由な流通を認め、知識・技術・許可証の共有を行うべきだ」と表明しました。国連のグテーレス事務総長はニューヨークからテレビ電話を通して発言し、「現在は毎月のワクチン生産量が15億本近くに達しており、年末までにすべての国の人口の40%に提供できることになる。ワクチン分配の不公平は不道徳で愚かなことだ」と述べました。(殷、鈴木)