北京
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パリに本部を置く国際エネルギー機関(IEA)は現地時間28日、「中国エネルギー分野の炭素中立ロードマップ(An energy sector roadmap to carbon neutrality in china)」報告書を公開しました。
IEAによりますと、中国は2020年、2030年までの二酸化炭素(CO2)排出ピークアウトと2060年までの炭素中立という二つの目標の実現を約束し、長期にわたる戦略での協力をIEAに要請しました。IEAはこれに応えて報告書を発表したとのことです。
報告書は「現在から2030年まで、中国のCO2排出削減の主なけん引力はエネルギー効率の向上、再生可能エネルギーの利用拡大と石炭使用量の削減である。水素エネルギーと炭素回収・貯留(CCS)などの新技術の普及に伴い、2060年に中国で工業のCO2排出量は95%近く減少することになる」としました。(ジョウ、浅野)