北京
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米国が中国人留学生を不当な理由で強制送還したことを受け、外交部の華春瑩報道官は29日の定例記者会見で、「米国の関連行動は渡米の中国人留学生の正当な権益を著しく侵害している。これは政治的な迫害、政治的脅迫、政治的操作の最たるもので、人為的に対立と対抗を煽るものだ」と指摘しました。
報道によりますと、最近、一部の中国人留学生が米国で法執行機関によって理不尽な取り調べを受け、中国に強制送還される事件が起きました。中には、米政府が発行した合法的ビザを取得して渡米したものの、入国時に理不尽な取り調べや嫌がらせを受け、50時間以上にわたって身柄が拘束された挙句に、でっち上げの容疑で、第三国経由で強制送還された留学生もいました。
これについて華報道官は、「中国は米国に対し、中国人留学生を歓迎するという意思表明を着実に履行し、国家安全保障の概念の拡大化を直ちに取りやめ、渡米中国人留学生に対する強制送還、尋問、嫌がらせを止め、中国公民の合法的な権益への侵害を停止し、そうした事件が二度と起こらないよう確保するよう強く求める。中国は、中国人留学生が法に則って自らの正当な権利と利益を守ることを引き続き支援すると同時に、渡米中国人留学生に安全意識を高め、警戒を強めるよう注意喚起をする」と述べました。(ミン・イヒョウ、Yan)