北京
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第81回アカデミー賞外国語映画賞に輝いた滝田洋二郎監督の名作『おくりびと』の4K修復版が10月29日に中国大陸で一般公開されることが決まりました。中華圏では『礼儀師』や『送行者』などの題で上映されてきたこの作品ですが、中国大陸でのタイトルは『入殮師』となっています。13年前(2008年)に日本で公開された同作の中国大陸での公開は初めてで、公開日決定に合わせて中国版トレーラーがネットで配信されました。
『おくりびと』は、遺体を棺に納める「納棺師」という仕事を通して、家族のあり方や親子の絆などの人間模様を繊細に描いた感動作で、当時は中国大陸での公開には至りませんでしたが、日本や海外での高評価を受けたことから、中国の日本映画ファンの間で大きく注目されていました。初の中国公開でどんな反応が見られるか期待されます。
なお、滝田洋二郎監督は2019年に初の中国映画として『聞煙(ウェンイエン/Silence Of Smoke)』を手がけています。(ミン・イヒョウ、謙)