【観察眼】長寿の喜び得られる社会に

2021-09-29 17:14  CRI

 10月1日は中国の国慶節であると同時に、国連が設ける「国際高齢者デー」。習近平国家主席が指摘したように、高齢者を敬愛することが中国の伝統的な美徳であり、人口の高齢化問題を効果的に対応し、高齢者のニーズを満たすことが国の発展大局のみならず、国民の福祉にもかかわるものだ。

 中国国家統計局が発表した2020年の国勢調査で、何より懸念されるのが、急速な高齢化だ。65歳以上の人口は、この10年で6割増え、全体の13.5%を占める。今年中にも国際標準で「高齢社会」とされる14%を突破するのは確実だ。日本の28.7%(2020年)よりは低いが、人口規模を考えれば深刻である。高齢化の速度は、各段階への所要年数で計る。日本は1970~94年の24年間で高齢社会に入り、世界最速とされた。中国は2000年に7%となっており、日本を上回る速さとなるのは確実といえる。

 急速な高齢化に対応するため中国政府は2013年、養老事業の多元化、多様化発展を推進し、社会保障制度・家族・コミュニティを組合せ、すべての高齢者が物質面・精神面で基本的な扶養・ケア・保障が得られ、長寿の喜び得られる社会を作ろうという目標を掲げた。中国政府は2000年以降、高齢化問題の取り組みに力を入れ、数多くの法律、政策を打ち出し、2019年4月16日、さらに「高齢者介護サービス発展推進に関する意見」を公布しました。この「意見」の中で、「高齢者介護福祉施設の供給量や介護の専門職の不足などの問題を解決する必要がある」と指摘された。目下、中国ではいわゆる要介護高齢者数が4000万人にのぼっている。しかし、中国高齢者福祉施設のベッド総数は700万床しかなく、そのうち、入所ベッドの総数は200万床である。地域にあるコミュニティ高齢者向け施設サービスにおいても絶対数が足りず、高齢者は施設への入所が困難な状況に陥っている。そのため、高齢者福祉施設の数をさらに増やさなければならない。

 高齢者を敬愛することは中国の伝統的な美徳であり、彼らが老後になっても役割を発揮できる社会を作るには、高齢者が活躍できる社会づくり、地域づくりに力を入れる必要があると考えられている。今後も増え続ける「高齢者」が、活き活きとした高齢期をすごすことができるのかは、一人ひとりの人生に関わる問題であると同時に、社会全体の活力や社会的コストにも影響を及ぼすことである。他方、少子高齢化に伴う様々な社会的課題の解決が「地域」に求められてきている。そのため、無理なく楽しく働けて、かつ地域の課題解決にも貢献する「生きがい就労」こそが高齢者の新たな就労の形である。

 「国際高齢者デー」を迎えるに当たり、一人一人の高齢者が意欲や体力に応じていきいきと活動し、安心感、満足感、幸福感を実感できる社会を構築していきたい。

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