北京
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内蒙古自治区オルドス市で28日開催された第8回クブチ国際砂漠フォーラムによりますと、河北省の塞罕壩(さいかんは)機械林場は、砂漠化や土壌劣化、干ばつへの対処で成果を上げた団体を表彰する「Land for life(生命の土地)賞」の2021年度受賞者に選ばれました。
河北省承徳市の北部にある塞罕壩は、かつては森林が生い茂げっていましたが、過度の伐採が原因で土壌劣化が進み、1950年代までに北京などを襲う砂嵐の源となり、砂漠化の対処は中国の砂漠化防止作業の深刻な課題となっていました。
河北省塞罕壩機械林場は建設されてからの59年間、3世代の人々が刻苦奮闘し、造林を続け、砂地治理の技術的難関を克服し、森林カバー率は12%から現在の82%まで高まっています。林場の林木蓄積量は1036万立方メートルに達し、砂地が樹海になるという奇跡を生み出し、「首都のために砂の源を阻み、遼寧省と天津市のために水を蓄える」という生態障壁を築き、「使命を心に銘記し、刻苦創業し、グリーン発展を図る」という塞罕壩精神を打ち立てました。
「生命の土地賞」は国連砂漠化対処条約(UNCCD)によって設立された砂漠化防止の最高級賞で、砂漠化と土地退化の管理において優れた貢献をし、模範的な役割を果たした個人、集団またはプロジェクトを隔年で表彰し、激励することを目的としています。クブチ国際砂漠フォーラムで河北省塞罕壩機械林場に同賞が授与されました。(Mou、柳川)