北京
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王毅国務委員兼外交部長は28日、欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表と共に、ビデオ形式で中国とEUの第11回ハイレベル戦略対話を開きました。
王外交部長は、「米、英、豪が安全保障上のパートナーシップを結び、原子力潜水艦の開発をめぐる協力を計画していることに、国際社会、特にアジア太平洋地域の諸国は注目し、警戒しており、多くの国が懸念を示している。中国は、3カ国のこの行動は地域の平和、安定と国際秩序に3つのリスクをもたらすと考えている。1つ目は冷戦へと回帰するリスク、2つ目は軍備競争のリスク、3つ目は核拡散のリスクである」と指摘しました。
そのうえで、王外交部長は「米英豪3カ国が軍事面の連携と集団による対立を強めているのに対し、中国はグローバルな発展に関するイニシアティブを提出し、環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)への加入を正式に申請した。どの国が衝突と対立を煽り、平和と安定を脅かしており、逆にどの国が地域の融合と平和、発展を促進しているのか、一目瞭然であり、明らかに対照的である。米英豪の3カ国が時代の流れに沿い、路線を変更して、地域の平和と安定のために建設的な役割を果たすよう呼びかけたい」と述べました。(鵬、謙)