北京
PM2.577
3/-2
外交部の華春瑩報道官は27日の定例記者会見で、「米国がいわゆる『民主主義サミット』を招集する実質は、イデオロギーで線引きされた集団政治を行うものだ。分裂と対抗をもたらすだけであり、時代の流れに反している。人心を得ることはできない」と指摘しました。
報道によれば、ロシアのラブロフ外相は26日、米国が提唱する指導者による「民主主義サミット」は冷戦の精神に基づいたものであり、米国とは異なる理念を持つ国に対する、新たな十字軍の発動だと論評しました。
華春瑩報道官はラブロフ外相の指摘に全面的な賛意を示した上で、「何度も表明したように、民主的かどうかを評価する鍵は、国民の期待や需要、願望に合致するかどうか、国民に実際の利益をもたらすかどうかだ。スローガンを叫ぶだけではなく、実効性を見る必要がある」と述べました。
華報道官はまた、中国は米国に対して、冷戦思考やゼロサムゲームの誤ったやり方を捨て、他国と共に相互尊重、公平正義、協力とウィンウィンという国際関係の理念を実践し、平和・発展・公平・正義・民主・自由という全人類に共同する価値を発揚するよう希望すると表明しました。(シンエン、鈴木)