北京
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中国ジャイアントパンダ保護研究センターは、臥龍・神樹坪基地にいるパンダの「繍球(シュウチウ)」が、赤ちゃんを無事出産したと発表しました。今年このセンターで生まれた24頭目のパンダとなりました。
「繍球(シュウチウ)」の出産が、中国で年内に予定されていた最後の出産です。これで、今年は9組の双子を含む計24頭の赤ちゃんパンダが誕生したことになり、24頭すべてが元気に育っています。
今年2月から、出産予定日が近づいたパンダは順次、神樹坪基地に送られてきました。7月17日に、米国から帰国した「珍珍(ジェンジェン)」が双子の赤ちゃんを出産したことを皮切りに、保護研究センターでの「ベビーブーム」がスタートしました。その後、国内で人気のある「喬伊(ジョーイ)」「盼青(パンチン)」と「氷氷(ビンビン)」はいずれも双子を出産しました。また、今年初めて繁殖を経験したオスの「青青(チンチン)」は、9月12日にメスの「家美(ジャーメイ)」との間にメスとオスの双子を授かりました。
専門家によりますと、今年の出生率の向上は、保護研究センターの管理レベルの改善のあらわれだということです。また、人工飼育のパンダの数が増えることは、そのままパンダの野生復帰や自然交配の成功につながるとされています。
また、同センターは今年、マレーシア国立動物園に住む「鳳儀(フォンイー)」、東京・上野動物園に住む「仙女(シエンニュイ)」、シンガポールのリバーサファリに住む「滬宝」の出産を、リモートでの交流と指導を通してサポートしました。パンダの飼育をめぐる国際交流と協力が深まる形となりました。(ミン・イヒョウ、謙)