北京
PM2.577
23/19
世界保健機関(WHO)のアフリカ地域事務局は現地時間23日、コンゴ共和国の首都ブラザビルでオンライン記者会見を行い、これまでの1週間でアフリカで新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数と死亡者数はそれぞれ10万8000人と3000人を超え、16カ国で新規感染確認者数が上昇する傾向を維持していることを明らかにしました。
それによりますと、先週アフリカに届けられた新型コロナウイルスのワクチンは400万回分で、現在までにアフリカに引き渡されたワクチンは富裕国が約束した年末までの供給量の3分の1にとどまり、来年9月までに接種率70%という目標を実現するためには、平均して毎月1億5000万回分の供給が必要ということです。
一方、買い占めと輸出制限が原因でアフリカへのワクチン供給が減少する状況は改善されておらず、アフリカでの感染確認者数は820万人近くになっており、デルタ株は38カ国、アルファ株は45カ国、ベータ株は40カ国でそれぞれ検出されています。(ジョウ、浅野)