北京
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23日は二十四節気の秋分で、4回目となる「中国農民豊作節」を迎えました。農業の現代化の進展に伴い、農家の生産方式と機具にはともに大きな変化が起きています。
黒竜江省ハルビン市方正県安楽村では、3000ムー(200ヘクタール)に及ぶ高標準農地に栽培された水稲が豊作を迎え、6台の刈り取り機によって、刈り取り、脱穀、積み込みが行われました。高標準農地は中国国内に8億ムー(5333万ヘクタール)あり、2022年までに10億ムー(6666万ヘクタール)に増えるとみられています。
農家の生産機具も絶えず進化しています。中国では今年、春の耕作に植物保護ドローンを3万機、「北斗」測位無人運転トラクターおよび付属の精密作業用農機具を2万台以上投入し、夏の収穫に投入したコンバイン収穫機は60万台を超えました。現在、小麦、水稲、トウモロコシという三大主要食糧の生産の全過程で機械化がほぼ実現し、総合機械化率はいずれも80%を上回っています。
ハイテクのおかげで、農家は家から出ずにスマートフォン経由で植物栽培や牧畜ができるようになりました。青海省甘徳県にあるスマート牧場で飼育されているヤクの耳には印が付けられ、スマホでQRコードをスキャンすることで、ヤクの防疫、保険、生育に関する情報が調べられます。(ヒガシ 柳川)
農地での機械化作業
耳に印を付けられたヤク
スマホでヤクの群れを監視する青海の牧畜民