北京
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現地時間17日、米中央軍のマッケンジー司令官は、米軍が8月29日にアフガニスタンで行った無人機による攻撃は、「テロリスト」に命中したのではなく、子ども7人を含む民間人10人の不幸な死を招いたと認めました。マッケンジー司令官は事件について遺憾の意を表し、「すべての責任を負う」と謝罪しました。
中央広播電視総台(CMG/チャイナ・メディア・グループ)のカブール特約記者が現地時間18日午前、再び攻撃された被害者の遺族を訪ねました。米軍から「テロリスト」と認定された被害者の弟は取材に対し、「家は爆破され、家族10人が殺害された。今、住む家もなく、姉の家に身を寄せるしかない。5人家族なのに、部屋は3つしかない。私は子ども3人が爆殺され、一番上の兄も息子3人が爆死され、今は娘一人しか生きていない。家中が悲しみに包まれている。このような裏付けのない、身勝手な殺害行為で10人の命が一瞬にして奪われたのに、今は米軍が『謝罪する』の一言で済ませようとしている」と訴えました。
近くに住んでいる住民は記者に対し、「殺害された青年は誰かを傷つけたこともなければ、誰かと喧嘩したこともなかった。貧しい家族の住宅を爆破させ、一家10人も殺した後に、『申し訳ない』という一言では意味がないと思う」と話しました。
被害者の甥は、「このような過ちを犯した者が『謝罪』したからといって、法を逃れることを許してはならない。特に米国は外国に対して、何かにつけて人権保護を盛んに言及している。しかし、その一方では、ハイテクの手段で非人道的兵器を濫用している。こうした行為は国際法上では赤裸々な犯罪行為である」と指摘しました。(馬げつ・Yan)