北京
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王毅国務委員兼外交部長は17日、ベトナム、カンボジア、シンガポール、韓国に対する公式訪問を終え、メディアのインタビューに答えました。王外交部長はその際、「中国にとって、ベトナム、カンボジア、シンガポール、韓国は友好的隣国であり、重要なパートナーでもある。今回の4カ国歴訪は相互信頼の増進、互恵協力の深化、多国間の協調強化につながる」と述べました。
今回の訪問は、新型コロナウイルス感染症の発生以降、中国外交部長の4回目の東南アジア歴訪で、韓国の訪問は2回目となりました。王外交部長は「中国と4カ国は当面の急務が『団結して感染症に対応すること』であると合意した。感染症を徹底的に抑え込み、安定した経済回復を推し進め、互恵・ウィンウィンの枠組みを構築しながら、質の高い「一帯一路」の共同建設に取り組むことで見解が一致した」と報告しました。
また、一部の国から、中国と周辺諸国の関係発展は他の大国との競争を図ってのものだとの見方があることについて、王外交部長は「まったくの時代遅れな冷戦思考だ」と批判し、「中国と周辺諸国は日増しに重要な戦略的パートナーおよび緊密な運命共同体になりつつある。事実が繰り返し証明してきたように、対立の先に勝者はいない。協力こそ正しい道のりだ。『大国間の競争』という悪循環を打破するには、相互尊重と平等互恵の原則を踏まえ、多国間の協調と協力を進めなければならない」と指摘しました。(Lin、謙)