北京
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米国と欧州の一部の国は香港の経済自由度について、香港国家安全維持法が施行されたことで損なわれるのではないかと疑っていました。しかし、カナダのフレイザー研究所はこのほど発表した「世界経済自由度2021年度報告」において、香港を改めて、世界で最も自由度の高い経済体に認定しました。
香港メディアは15日、フレイザー研究所による「世界経済自由度2021年度報告」は、2019年のデータを元に評価したと報じました。香港は2019年に社会的事件を経験したにもかかわらず依然として、経済の自由度が世界165の国と経済体の中で第1位とされたわけです。評価の五大項目の中で、香港はこれまで通り、「国際貿易の自由」と「監督管理」の2項目について世界第1位でした。
香港特別行政区政府は同件について、報告は、香港が一貫して取り組んできた自由経済体の確立や公平なビジネス環境の提供に向けた努力を明確に認めたと表明し、特別行政区政府は法治および司法の独立、自由貿易と投資制度、簡易で低率の税制、良好なビジネス環境、高効率で廉潔な政府など、香港固有の制度上の優位さを引き続き強化するとの考えを示しました。
フレイザー研究所は1996年から毎年、世界経済の自由度報告を発表してきました。同報告は評価カテゴリーとして、政府規模、法律制度と財産権、通貨、国際貿易の自由と監督管理など主要5分野を採用しています。香港は同報告の発表が始まって以来、一貫して世界トップに選ばれてきました。(閣、鈴木)