北京
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習近平国家主席は17日午後、上海協力機構(SCO)加盟国元首理事会第21回会議に北京からビデオ形式で出席し、重要な談話を発表しました。
習主席は談話の中で、「上海協力機構の加盟国はいずれも重要な発展段階にある。山水が隣り合い、利益が交じり合うという独特な優位性を発揮し、開放・協力の方向性を堅持し、互いに発展と振興を成し遂げていくべきだ」と強調しました。
習主席はまた、「人民至上、生命至上の理念を持ち、科学的な精神を発揚させ、新型コロナウイルス肺炎との戦いにおいて各国が協力を深め、ワクチンの公正かつ合理的な分配を推し進め、ウイルス発生源の究明を政治化することに断固として反対しなければならない」と指摘しました。習主席はさらに、「中国はこれまでに100以上の国や国際機関に12億回分近くのワクチンと原液を提供しており、世界最多となっている。また、一年あたりで世界各国に20億回分のワクチンを提供することに向けて、取り組みを加速させている。新型コロナの予防・抑制における発展途上国との協力を深化させ、中国が『新型コロナワクチン実施計画』に寄付した1億ドルをうまく使い、人類が徹底的に新型コロナに打ち勝てるよう貢献していきたい」との意志を表明しました。
習主席はまた、「中国は引き続き各国と市場でのチャンスを分かち合っていく。今後3年間、中国は上海協力機構の加盟国に1000人の貧困扶助養成のチャンスを提供し、10カ所の魯班工坊を設立して、『一帯一路』にちなんで提出された沿線各国の民間協力の『絲路一家親』行動の枠組み内で衛生や健康、貧困扶助、文化教育などの分野における30の協力プロジェクトを実施し、協力を求めている国々に対して能力の強化や民生福祉の改善を支援していく」と示しました。(藍、謙)