北京
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第14回全国運動会が15日に陝西省で開幕しました。オリンピックと同じく4年に一度開かれるこの大会は、オリンピックで中国代表として参加可能な選手の選抜を視野に入れて実施されます。
15日夜、陝西省の省都西安市で開会式が行われ、習近平国家主席が出席し、開会を宣言しました。
第14回全国運動会開会式の様子
今大会は「シンプル、安全、見事」というキーワードをめぐり、27日までの約2週間、54競技595種目が実施されます。中でも、競技スポーツとして実施されるのは35競技409種目で、37の代表団から1万2000人の選手が出場します。市民たちが幅広く参加する生涯スポーツとして実施される19競技185種目には、1万人以上のスポーツ愛好者が出場する予定です。
今大会では、2024年のパリオリンピックに向け、東京オリンピックとパリオリンピックの追加競技であるスケートボード、スポーツクライミング、サーフィン、ブレイクダンスなどの競技も実施されます。このほか、中国のお家芸である飛込、体操には低年齢部門を設け、3年後を見込んだ若手選手の選抜も兼ねています。
従来の省・自治区・直轄市別および特定の競技協会から派遣される選手団のほか、大学チームとスポーツクラブからの派遣や個人で出場する選手も初めて認められ、競技スポーツの担い手となる選手の指定により広いルートが開かれています。
競技の大半は西安を始め、陝西省内で開催されますが、会場の立地の制限から、ヨット、スラローム、サーフィン、ブレイクダンス、フェンシング、自転車のトラックレースなど6競技52種目が江蘇省、浙江省など7つの省と直轄市で同時開催されます。
中国のスポーツ事業は、東京オリンピックで新たな高みに達しましたが、全国運動会での改革を通して、引き続きさらなる高みを目指して進化していくだろうと見られています。
(Yan、CK)