北京
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米経済誌「フォーブス」は9月11日、公式サイトに「外国からの直接投資の誘致における中米両国の違い」を題する文章を掲載しました。文章は、「新型コロナウイルス感染症により、世界経済の中心が東へ移動し、中国は米国に代わって、対外直接投資プロジェクトの新たな筆頭目的地となりつつある」と指摘しました。
同文章はさらに、「中国当局の関係者は自国の経済全体の長期的な利益に基づいて政策を制定している。一方で、米国などの国の政官界関係者は、有権者中の主流派を睨み合わせて、再任を勝ち取るために短期的目標を用いる。米国の政策決定者は貧困な有権者の金融活動を刺激することで票を得ている。しかし、このような得票のための経済刺激措置は潜在力に限界があり、国全体が恩恵を受けることがない。一方で、中国の政策決定者は沿海地域に経済特区を設立することで輸出による成長を刺激し、国家経済を押し上げた。また、周辺諸国の企業との取引をよりよく促進していることも、新規の外国からの直接投資を引き付けることで米国を越えることの一因になるだろう」と指摘しました。(玉華、鈴木)