北京
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外交部の趙立堅報道官は13日の定例記者会見で、「国際原子力機関(IAEA)が授けられた権限に基づき、利益にかかわる各側の意見を十分に聴取したうえで、日本の福島第一原発の放射能汚染水処理問題において果たすべき役割を発揮することを支持する」と述べました。
米AP通信の報道によりますと、IAEAのエブラル事務次長が9日、「IAEAによる専門家グループが汚染水処理の安全性評価に当たる」と発表したということです。
これについて、趙報道官は、「中国、韓国、ロシアなどの専門家がIAEAの専門家グループに参加する。同グループは国際社会と協力して、日本の放射能汚染水処理の絶対的な安全を確保するため、事前や途中、事後の評価と監督を行う。日本は実行可能な全ての処理方法について十分に検討し、データの正確性や処理方法の有効性などに関する監督と検査を受けるなど、専門家グループに全面的に協力しなければならない」と述べました。
そのうえで、趙報道官は、「日本側は国際社会の懸念事項を直視し、放射能汚染水の海洋放出という誤った決定を撤回して、各種準備作業を停止すべきである。周辺国を含む利益関係者および国際機関と合意に達するまで、海洋放出を始めてはならない」と強調しました。(鵬、星)