北京
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食品ロスと廃棄に関する国際会議が10日、山東省の省都である済南市で始まりました。同会議のテーマは「食品ロスと廃棄を削減させ、世界の食料安全を促進する」です。習近平国家主席は同日、会議に祝賀のメッセージを送りました。
習主席はメッセージで、「食料安全保障は人類の生存にかかわる根本的な問題であり、食料の損失を減らすことは食料安全保障の重要な過程だ。現在は新型コロナウイルス感染症が世界で拡大しており、食料安全保障は試練に直面している。各国は世界の食料の損失を着実に減らすための行動を加速せねばならない」と表明しました。
習主席は、「食品ロスと廃棄に関する国際会議を開くことは、中国が昨年の第15回G20首脳会議で提唱したことだ。各方面が今回の会議を契機に、手を携えて協力し、国連の持続可能な開発のための2030アジェンダを実現し、飢餓ゼロや貧困ゼロの目標達成のために貢献する力となり、世界の食料安全保障を維持し、人類運命共同体を構築するためにより大きく貢献するよう希望する」と強調しました。(玉華、鈴木)