北京
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中国の第13次5カ年計画の期間中(2016~2020年)、障害者向けの社会福祉が一層充実になり、障害者の権利と権益の保護においてしっかりとした成果が出されています。
中国民政部の発表では、中国ではこれまでの5年間、障害者の自立支援制度を利用して、無事に貧困から脱却した障害者は約8500万人に上りました。
東部山東省で暮らしている田海梅さんは、足の不自由な方です。田さんは障害者自立支援制度を利用して資金を調達し、Eコマースプラットフォームで花のオンラインショップを開設しました。店の運営で自立することができて、貧困からの脱却に成功しました。
「1日の純利益は500元(約8500円)が見込めますので、家計を支えるのには十分だ」と、田さんはいまの生活に満足を示しました。
また、中国では、1人以上の障害者がいる貧困家庭の年間所得は2016年から2020年の間に2.7倍増えたことが民政部の取りまとめで分かりました。
そして、障害者向けのリハビリサービスも着実に改善され、全国で8370カ所の介護施設が設立され、4863万人の障害者にサービスを提供しています。
さらに、2020年までに、全国の特別支援学校は2244校に達し、88万1000人以上の障害者生徒が在籍し、常勤教師が6万6000人に上りました。これまでの10年間で、障害者生徒の約50%が通常の学校で教育を受けており、低所得家庭の障害者生徒は小学校から高校まで12年間の無料教育が保証されています。
障害者の大学進学にも支援制度があり、今年9月までに、5万8000人以上の障害者が大学などの高等教育機関に在籍しているということです。(Lin、Yan)