北京
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23/19
中国・北京市内で6日間にわたって開催された2021年中国国際サービス貿易交易会が7日、閉幕した。暫定的なまとめによると、同日午後4時時点の各種成果は1672件で、全体の成果数と取引額はともに前回を上回り、目覚ましい「成績表」を出すことができた。
サービス貿易交易会は、グローバルなサービス貿易分野で最大規模の総合展示会として、全世界の企業に得難い発展の機会を提供している。精彩を放つ会場は、デジタルサービス、文化・観光・教育、金融・科学技術、健康・衛生などのサービス貿易の魅力と将来性の証人となり、中国市場の活力と潜在力を映し出した。これぞまさに全世界の企業が最も必要とするビジネスチャンスだ。
同時に、サービス貿易交易会は、デジタル貿易などの新型の貿易形態に展示プラットフォームを提供し、グローバルな危機対応のための重要な「突破口」を探し当てた。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で世界のサービス貿易が約5分の1縮小する中で、デジタルサービスはそうした情勢に逆らうように成長し、将来のサービス貿易の発展の新たなエンジンになるだろう。今年のサービス貿易交易会は、「デジタル」というキーワードを鋭くつかみ、新たな成長エネルギーを掘り起こし発展させるために、初めてデジタルサービス専門エリアを設けた。
また、サービス貿易交易会は、開放的で包容的なプラットフォームであり、世界経済回復の不均衡の緩和に向けて、発展途上国のビジネスチャンス探求支援に力を注いでいる。今回のサービス貿易交易会には、フィリピン、エストニア、カンボジア、アゼルバイジャンなど多くの発展途上国の企業が参加した。主催者側は、多くの国が自国の製品やサービスを世界に宣伝できる特別なイベントの開催も支援した。
さらに重要なのは、サービス貿易交易会で伝えられた「中国は開放を揺るぎなく拡大する」というシグナルが、保護主義と一国主義の逆流に遭遇する世界経済に回復への自信をより多く注ぎ込んでいるということだ。
実際、世界経済、国際貿易、投資が直面している難題をどのように解決するかについて、中国は答えを出している。それは、平和、発展、協力、ウィンウィンを終始堅持することだ。今回のサービス貿易交易会の高得点の「成績表」は、役に立ち使いやすい「金の鍵」であることの証明だ。
オフラインの展示会は閉幕したが、オンラインの展示会はまだ続いている。中国が創出したのは「永遠に幕が下りないサービス貿易交易会」だ。同様に、中国の開放拡大も幕が下りることはなく、世界のパートナーと協力・ウィンウィンを実現するという信念も幕が下りることはない。(CRI論説員)