北京
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中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の通信員によりますと、アフガニスタンのイスラム主義勢力タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官は6日、首都カブールで開いた記者会見で、国内の戦争は終了したと発表しました。
ムジャヒド報道官は、今後の国内の治安に関する取り組みについて、「軍が近く全国各地に派遣される。また、現地の住民の安全を確保するために、空への発砲を禁じる命令を兵士に出している」と述べました。
米軍が撤退前にカブール国際空港にある大量の施設や空港のレーダーを破壊したことで運行再開に時間がかかることについては、「アフガニスタンに人道支援を提供して、アフガニスタンの早期再建の実現を推進する」よう「友好国」に呼び掛けました。
経済の現状については、「アフガニスタンの通貨の為替レートは比較的安定しており、タリバンも経済と金融の面で努力していく。貧しい人々や生活に困っている民衆を手助けし、対外貿易も状況を見てできるだけ早く回復していく」と述べた上で、アフガニスタンの再建に良好な国際環境を提供するよう、国際社会に呼び掛けました。
新政府の設立に関する状況や最新の計画については、「今後、調整と最適化を目指して『臨時政府』を設立するが、新政府は包容性のあるイスラム政府だ」と重ねて表明しました。
タリバンの記者会見
タリバン文化委員会の副長官で、アフガニスタンメディア事務協調委員会の責任者でもあるアフマドゥラ・ワシク氏は6日、CMGの独占インタビューで、「新政府成立を発表する式典を行い、ロシア、カタール、トルコなど多くの国の代表を含む国内外のゲストを招く」と述べました。(朱、柳川)