北京
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「奇跡の天宮、栄光の証しー中国宇宙ステーション科学・イノベーション体験基地の第1回イベント」が6日、中国科学技術館で行われました。会場では、軌道上を飛行中の神舟12号の聶海勝飛行士、劉伯明飛行士、湯洪波飛行士がビデオメッセージを寄せました。飛行士は宇宙ステーションに搭載された実験インキュベーションプロジェクトのテーマについて多くの青少年に向けて、「科学技術の進歩に伴い、2049年の宇宙飛行は、飛行機に乗るのと同じくらい便利になるかもしれない。未来の宇宙ステーションを設計するにはどうすればいいのか考えてみてください。皆さんは科学的事実によって合理的な想像を展開して、心の中で未来の宇宙ステーションを設計してください」、「宇宙生命科学と生物技術の方向をめぐり、宇宙ステーションが提供する長期的な微小重力、規則的な磁場と昼夜の急速な交替、特殊な放射線などの環境条件を利用して、生命体の重力変化への反応、宇宙での放射線による損傷などの面について調べて、生命現象の本質への理解と認識を促してください。例えば、宇宙の微小重力環境下でジャガイモの形が地球と同じになるかどうか考えてみてください」などと呼びかけました。
同日にはまた、中国有人宇宙事業弁公室と中国科学技術館が協力して計画・建設する中国宇宙ステーション科学技術体験基地が正式に設立されました。中国有人宇宙事業弁公室の郝淳主任は「中国の宇宙ステーション計画はすでに、全面的な宇宙ステーションの建造段階に入った。中国は今年上半期、コアモジュールの天和、貨物宇宙船の天舟2号、有人宇宙船の神舟12号の打ち上げに成功した。3人の宇宙飛行士はすでに宇宙で2カ月以上飛行しており、あと半月足らずで地球に帰還できる」と紹介しました。(雲、鈴木)