北京
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中国国際サービス貿易交易会グローバルサービス貿易サミットが2日、北京で開催されました。習近平国家主席があいさつの中で対外開放に関する重要な措置を公表したことについて、国際社会はサービス貿易分野での国際協力の強化を望むと積極的に評価しています。
習主席はあいさつの中で、サービス貿易は新たな発展パターンの構築に重要な役割を果たしており、中国は各国とともにサービス貿易発展のチャンスを共有し、世界経済の回復と成長を促進していきたいと表明しました。
WTO(世界貿易機関)のゴンサレス事務局次長は、サービス貿易の世界貿易に占める割合は1970年の9%から20%以上に増えていますが、2040年までに3分の1に達すると見込まれるとし、これは将来のサービス貿易に関する政策の影響力と重要性がさらに高まることを意味すると指摘しました。ゴンサレス事務局次長はまた、WTOの一部メンバーが現在のルールをめぐって交渉しているが、各メンバー国が行動を起こし、透明性と効率を向上させることを期待すると表明しました。
一方、習主席は、中国は「一帯一路」を共同建設する国々のサービス業の発展への支援を強化し、中国の技術発展の成果を世界と共有するとの方針を示しました。これに対し、ジンバブエのムナンガグワ大統領は、「ジンバブエは中国と医療衛生分野、特に疾病予防、革新型医療技術などでの協力の強化を期待する」と述べました。
習主席はさらに、中国は引き続き中小企業の発展を支援し、北京証券取引所を設立して、サービス革新型中小企業の主要な地位を確立するとの方針を示しました。これに対し、エルサルバドルのアルワレス駐中国大使は、中国が新たな証券取引所の開設を発表したことは非常に印象的だったと述べました。
WTOのゴンサレス事務局次長はさらに「サービス貿易交易会には世界の注目が集まっている。新たな証券取引所は世界レベルのものとなり、世界の発展に新たな動力を注ぐに違いない」と述べました。(閣、吉田)