北京
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中国共産党中央政治局委員でもある楊潔チ中央外事工作委員会弁公室主任は2日、要請に応じて、バイデン米政権で気候変動問題を担当するケリー大統領特使とテレビ会談しました。
楊主任は、「ある時期以降、米国が中国の内政に干渉し、中国の利益を損なう一連の誤った行動を取ったために中米関係は深刻な困難に直面した。中国はこうした行為に断固反対し、さらに断固として対応する。米国が両国の共通利益と米国自身の長期的な利益という視点に立ち、誤ったやり方を是正し、中国と中米関係を客観的で理性的に取り扱い、中国の政治制度と発展の道を尊重し、理性的で実務的な対中政策を実行して、中米関係が一日も早く正常の軌道に戻るよう中国と共に推進していくよう希望する」と述べました。
また、「中国は米国との意思疎通と対話、実務協力についてオープンな姿勢を維持している。両国は気候変動、感染症の予防・抑制、経済回復などの分野、及び一連の重要な国際問題と地域問題での意思疎通、協調と協力が可能だ。同時に、協力は双方向で互恵的でなければならない。中国は各国の発展の権利と選択の権利を尊重するが、中国自身の発展の権利と選択の権利も尊重されなければならない」と強調しました。
ケリー特使は、「米中関係は両国と世界にとって非常に重要だ。両国は手を携え、協力して『パリ協定』を成就させた。米国は互いに尊重し合いながら中国と対話と協力を強化し、共同で気候変動に対応し、両国関係の改善と発展に力を注ぐことを願っている」と語りました。(玉華、坂下)