北京
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外交部の汪文斌報道官は2日の定例記者会見で、中国医薬集団(シノファーム)と科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が10月末までに「COVAXファシリティー(新型コロナウイルスワクチンを共同調達して中・低所得国などに供給する仕組み)」に1億1000万回分のワクチンを提供し、発展途上国がワクチンを公平に取得できるよう中国は引き続き力の及ぶ限り貢献していくことを明らかにしました。
また、「中国は一貫してCOVAXファシリティーを積極的に支持し参画しており、発展途上国でのワクチンの供給と価格面の負担の軽減を推進してきた」とし、「2021年上半期、シノファームとシノバックはWHO・世界保健機関の緊急使用認証を取得した後、直ちに生産の保障に取り組むと同時に、世界ワクチン予防接種同盟(GAVI)とワクチンの供給について積極的に話し合い、今年7月に『COVAXファシリティー』の調達リストに組み入れられた」と述べました。
双方が結んだ調達協議によりますと、両社は10月末までに「COVAXファシリティー」に1億1000万回分のワクチンを提供し、「COVAXファシリティー」は各国の調達意欲を総合的に考慮した上で具体的な配分案を決定するということです。同時に、双方は既に今後の長期的なワクチン供給について合意しており、現在、今後の具体的な供給時期や供給プランなどについて話し合っているということです。(閣、坂下)