北京
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CMG(中央広播電視総台/チャイナ・メディア・グループ)のカブール通信員は現地時間8月31日、カブール空港でタリバンのハイレベル指導陣の一人、アナス・ハッカニ氏に独占インタビューをしました。ハッカニ氏は、米軍が撤退を完了する前にアフガニスタンへの空爆を繰り返したことで罪のない一般人が大量に死傷したことについて、「米軍は過去20年間、タリバンはアフガニスタンの民衆を殺害したと主張し続け、意図的にネガティブキャンペーンを行ってきた。しかしアフガニスタンで実際に破壊行動をしてきたのは米軍である」と述べました。
アナス・ハッカニ氏は、「空港が破壊されたことを、誰もが見た。米軍がどのような状況で空港を離れたのかも知っている。米国が過去20年間、アフガニスタンのタリバンについて、タリバンが民間人を殺害し、都市を破壊しているとネガティブキャンペーンを行ってきたことは、世界各国が知っているはずだ。しかしタリバンはカブールに入って以来、どこも破壊していない」と説明しました。
アナス・ハッカニ氏はさらに、「タリバン側は空港が破壊されないことを望んでいた。なぜなら、空港は国家主権の象徴であり、航空機も国家の財産だからだ。しかし不幸なことに、米軍は撤退前に航空機及び施設の大部分を破壊した。タリバンは手をこまねいているのではなく、空港の運営を再開し、空港が国益に寄与するよう努力していく」と述べました。(雲、鈴木)