北京
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現地時間29日夜、米軍はドローンを使って再びカブールで「精確な軍事打撃」を実施しました。狙いは住宅地で、襲撃で民間人10人が死亡し、うち最年少は2歳です。
29日の米軍の襲撃後、混乱した現場
米軍は車1台を空爆したと発表し、「この車に過激派組織の多数のテロリストが乗り、空爆で車に積んでいた爆発物が爆破し、より大きい規模の二次爆発が起き、民間人が死傷したようだ」としています。
中央広播電視総台(CMG/チャイナ・メディア・グループ)のカブール特約記者が現地を訪ねたところ、攻撃された車はまだ庭にありました。
爆破された住宅には4人兄弟が暮らしており、うち1人は爆発で死亡しました。死亡した男性の兄弟は「襲撃が起きた時に車は、米軍が言うように空港に行くつもりではなく、家に着いたばかりだった」と話しました。子どもたちが車の持ち主を囲んで帰りを喜んでいたところに、災難が突然襲い掛かりました。
目撃者はいずれも、車の中に爆発物がないことを確認しており、周囲には二次爆発の跡が見られませんでした。犠牲者の家族は取材に対して、「自分といつも付き合っている10人がこの爆撃で亡くなった。中には結婚式を準備している人もおり、最年少の犠牲者は2歳だ」と述べました。
庭にある他の車両も程度の差こそあれ壊れている
遺族によると、車の持ち主は生前、外国機関で働いていましたが、襲撃の前にビザを発給され、退避を待っていたということです。(Mou、浅野)