北京
PM2.577
3/-2
複数の国際的な専門家が次の段階における新型コロナウイルスの発生源調査について、複数の地点で発生していた早期症例を優先的に調査するべきだと提案しています。これについて外交部の汪文斌報道官は8月31日の定例記者会で賛同の意を表明しました。
汪報道官は、中国は一貫して共同研究報告書の提案に従い、国内での追跡調査を続けてきたと説明したうえで、「新型コロナ感染症が早い時期に発生していたとみられる国が中国と同じように速やかに行動し、WHOの専門家を現地に招いて科学的調査を実施し、発生源の解明に向けて共に努力していくことを望んでいる」と示しました。
このほど、中国と世界保健機関(WHO)の合同専門家チームのメンバー10数人が連名で科学誌『ネイチャー』に投稿した文章が発表されました。この文章は、次の段階の発生源調査では、新型コロナウイルスが早い時期に発生していたとみられる、中国以外を含む地域での症例を探し出すことと、これまで報告されていなかった症例に対する抗体調査を行うことなどを優先すべきだと指摘しています。
汪報道官は、イタリアや米国で早い段階で発生していた複数の症例を挙げて、複数の地点で調査を行う必要性を説明し、次の段階の作業ではこれを重視するようにと呼びかけました。(閣、謙)