北京
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習近平国家主席は24日午前、北京の北東方向に位置する河北省にある避暑地・承徳で、承徳博物館を視察し、主に展示中の「望長城内外―清王朝の盛世における民族団結の実録」展を鑑賞しました。

承徳博物館に展示されている「トルグート部族の東帰」図(撮影:CMGの馬超記者)
トルグート部族の東帰の見取り図の前で、習主席は「トルグート部族は100年以上も故郷を離れたにも関わらず、結局、後へは引けずに祖国に帰還した。これこそが、中華民族の影響力と求心力を真に示したものだ」と感無量の様子でした。

2015年9月15日午前、トルグート部族の東帰を記念して、
新疆巴州コルラ民族体育公園の競馬場で開催された第11回「東帰那達慕節(ナダム祭り)」
習主席がトルグート部族の東帰に言及したのは、今回が2回目です。前回は2019年の全国民族団結進歩表彰大会で行なった演説で、「われわれの偉大な精神は各民族によって育まれたものだ。歴史の流れの中で、農耕文明の勤勉さと質朴さ、人徳のある人と付き合い、礼儀を重んじる精神、草原文明の熱烈さと奔放さや勇猛剛健、海洋文明の全ての川を収める包容力、負けず嫌いの奮闘精神などが、絶えず中華民族の特質と素質に注ぎ込まれ、愛国主義を核心とする偉大な民族精神が鋳造された。トルグートの万里東帰、シボ族の万里の辺境防衛などはよく知られている歴史の出来事だ」と語りました。
トルグート部族は中国古代蒙古族の一部です。明朝の末、蒙古族の各部族間で征戦が相次いだため、トルグート部族は西部へ移ることを余儀なくされ、ボルガ川流域一帯で遊牧生活を送っていました。しかし、17世紀から18世紀にかけて、ロシア帝国が領土を広げる中、トルグート部族に対して搾取と圧迫を推し進めていました。1771年初め、トルグート部族は侮辱に耐えられなくなり、武装蜂起し、半年後、やっと祖国への帰還を果たしました。以来、主に新疆、内蒙古、青海の一帯に定住しています。(朱、浅野)