北京
PM2.577
3/-2
ドイツのメルケル首相は現地時間27日、一部アフリカ国家の政府首脳とベルリンで会談し、ビデオ電話を通じて12のアフリカ国家を含む「G20アフリカとのコンパクト(CwA)」イニシアティブ会合を開きました。
メルケル首相は、アフリカへの再生可能エネルギー分野を中心とする投資を呼びかけ、「アフリカの市場には巨大な潜在力があるため、よりよく開発されるべきだ」とした上で、「アフリカは世界の気候変動問題における目標実現にとって極めて重要だ」と強調しました。
メルケル首相はアフリカが独自に新型コロナウイルスワクチンを生産することを呼びかけ、「アフリカにワクチン提供を行いつつ、アフリカ大陸で可及的速やかに医療品とワクチンを生産する」ことに力を尽くすとの考えを示しました。
「G20アフリカとのコンパクト」は2017年にドイツがG20の輪番議長国であった際に立ち上げたイニシアティブで、アフリカの経済発展のほか、保健問題と教育問題の解決補助および女性と児童への機会提供に力を注ぐものです。(ヒガシ、謙)