北京
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中国の有人宇宙船「神舟12号」は、軌道上を2カ月以上飛行しており、滞在期間中に2回の船外活動を無事完了しました。中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の記者はこのほど、宇宙にいる神舟12号の宇宙飛行士に地上から独占インタビューしました。
宇宙ステーションのコアモジュールでは、3人の宇宙飛行士が豊かで多彩な余暇を過ごしています。ウォーキングしたり、音楽を聴いたり、楽器を演奏したり、卓球までしました。多彩なレクリエーションだけでなく、週末になりますと、3人は家族に電話をかけています。
宇宙飛行士の湯洪波さんは「家族と電話すると、近くに感じる。心の距離の縮まりは、宇宙飛行の孤独感をかなり解消する」と話しました。
宇宙飛行士の劉伯明さんは「私が最も忘れられないのは、ハッチを開けて船を出た瞬間だ。美しい地球を俯瞰して、遠くの天地線を横目に見て、月がまるで私の左手側に高くぶら下がっているようで、右側に太陽が直射してきて、広大な宇宙の不思議に本当に驚嘆した。2回の船外活動の感想は、私の心の奥底の最も真実な声だ。宇宙ははるか遠く、何億もの子供たちが歩道橋を架けている」と述べました。
宇宙出張も間もなく終わり、3人は地球への帰還に向けて準備を進めています。宇宙飛行士の聶海勝さんは「まず、後続の宇宙飛行士が引き続き使用できるよう、船外服を乾燥させて保存する。次に、科学試験と実験プロジェクトを引き続き完成させていく。また、体を鍛えて、骨や心肺機能を強化し、着陸に備えなければならない」と紹介しました。(雲、藤井)
「神舟12号」コアモジュール内の様子
船外で作業する宇宙飛行士