北京
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米国は世界で感染拡大が最も深刻な国になって1年半がたちました。この1年半を振り返ってみますと、米国はずっと感染拡大の「悪化-緩和-リバウンド」という循環に陥っています。
米国で新型コロナウイルス感染が発生した初期に、米政府は消極的な態度を取り、わざと感染拡大の深刻さを隠蔽(いんぺい)し、最良のチャンスを逃してしまいました。事実上、米政府のトップは問題の深刻さを知らないわけではありません。
政治家のうそが米社会で感染症に対する認識を主導してきました。国のレベルではすでに感染拡大を根本的に鎮静化するための策略がなくなり、どのようにすれば選挙で自党のためになるかなどという政治的思考が、感染症対応に関する事務に浸透しています。
今年1月20日、バイデン氏が米大統領に就任した後も、両党間の争いはまだ続いており、連邦政府と地方政府は互いに足を引っ張り合っています。マスクの着用を支持するかどうかは政治的な立場によるものであり、米国国民から期待される新型コロナウイルスのワクチンの接種計画も米国の政治闘争を避けられません。
今年6月15日、米国では新型コロナウイルス感染による死者が累計60万人を超えました。これについて米誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」は、「米国が感染拡大に対処する過程で、ほぼすべての対策が失敗した」としています。(Mou、浅野)